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 ★はじめに

このホームページ開設当初から質問のメールが多数寄せられました。それを基に、皆様にわかりやすいように編集してこのコーナーに掲載しようとしたのですが・・・なかなか大変でして・・・て、いうか正直言うと「ほとんど何もやってませんでした!」(涙)・・・(*_*) 申し訳ございません。m(__)m

 一般的な「歯の治療」に関する質問は他のサイトに譲るとして、ここでは「歯」と「全身」との関連を中心に回答していきたいと思います。尚、回答は実際に診察しないでメールでの質問に答える形式のため、必ずしもすべての方に当てはまるような正しい解答ではありません。また、他の先生との「意見の食い違い」も多々あるかと思います。これも当院は「歯」と「全身」との関連を重視するためで、「どちらが正しく、どちらが間違い」と言う判断はできません。

 以上のことを御了承頂いた上で、この先をお読み頂ければ幸いです。あ、ちなみにはじめは「少ないな!」と、思われるかも知れませんが、少しずつ更新していきたいと思っておりますので・・・。(^^ゞ 今後ともよろしくお願い申し上げます。m(__)m

 ◎質問1

私の父は脳溢血で他界、母も痴呆から寝たきりになり、三年前に他界しました。思えば二人とも歯が悪かったようです。私も両親に似て歯が悪く、まだ総入れ歯ではありませんが、入れ歯が少しずつ大きくなり、自分の歯が少なくなってきました。最近血圧も上がり、物忘れもひどくなってきたような気がします。このまま私も両親と同じ運命を辿ってしまうのでしょうか?
(Y・Kさんより)

<質問1に対する回答>

 このような質問は大変多く、恐らく40代〜60代の方からのメールだと思われます。(何しろメールですから名前はおろか年齢も性別も住所も何もわかりません。(-_-;)違ってたらごめんなさい)
 どれぐらいの割合かは何とも言えませんが、脳溢血(高血圧が原因?)も痴呆も寝たきりもすべて「歯」が関わっている場合が多いようです。

 Y・Kさんは歯周病なのでしょうか?「自分の歯が少なくなってきた」との事なので、恐らく「歯周病」に罹患されていると思われます。
 これは早めに手を打ったほうがよさそうです。歯周病の原因は、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケットといいます)からの細菌感染、「歯軋り・食いしばり」に代表される「歯に加わる病的な力」(これにより歯を支えている骨が痛む)、糖尿病等の全身疾患など、実にさまざまです。
 しかし、現在行なわれている「歯周病治療」の多くは、細菌感染予防の「歯磨き指導」や歯石の除去、麻酔をして行なう歯ぐきの処置等の「対処療法」が中心で、「原因の解決」まではなかなか行なわれていないのが現状です。

 Y・Kさんの場合は、通常の「歯周病治療」や一般的な歯の治療を含めた「全身の自然治癒力を高める歯科治療」が必要であると思われます。歯石を取り、むし歯の治療をし、歯周病の末期にある歯は抜かなければならないですし、歯ぐきの処置も必要です。そして歯のない部位には歯を入れ、全体の歯が揃ったところで「かみ合わせの調整」を行ないます。

 しかし、ここで大事なのは、歯に詰めたりかぶせたりする際「自分の体に合う(アレルギーを起こさない)素材」で行ない、入れ歯も「生体適合性の高い」方法で作成し、調整することです。
 こうして治療を終了し、定期的にメインテナンスを行なっていけば、歯ぐきの炎症は抑えられ、かみ合わせも安定することによりバランスがとれ、下顎(あご)が正しい位置におさまり、これにより下顎(あご)を動かす筋肉の緊張が少なくなり、「歯軋り・食いしばり」も減少します。
 「歯軋り・食いしばり」が減少すれば、歯に加わる病的に強い力がなくなり、歯を支える骨が痛むのを防ぐことができます。すなわち、「歯を失うのを防ぐ」ことがある程度可能になります。

 「歯」だけではなく、「全身」にもよい効果が期待できます。下顎(あご)は「頭部を支える」という大切な役割があります。かみ合わせが安定することにより頭をまっすぐ正しい位置で支えることができます。こうして全身の姿勢が「整体」され、足腰に負担をかけなければ、「寝たきり」を予防することができます。また、下顎(あご)の周囲の筋肉の緊張が取れれば脳から出た静脈血の流れがスムーズになり、「高血圧」や「痴呆」も予防できると思われます。

 このような治療の場合は時間もかかり、保険の効かない治療もあるので費用もかかりますが、それと引き換えに、少なくとも「歯」が原因で起こる高血圧や寝たきり・痴呆を防ぐことができ、「生体適合性の高い入れ歯」で違和感なくどんな種類の食べ物でもおいしく食べられ、整体された全身の姿勢は身体の抵抗力が上がるためあらゆる病気を防ぎ・・・このほかにも「身体によいこと」がたくさんあります。すなわち、健康に「自信」が持てるようになります。

 旅行やファッション、グルメ、趣味・・・これらも身体が「健康」であればこそ、楽しめるのではないでしょうか?
 Y・Kさんも当院にてこの治療を受け、「将来の不安」をなくせば、これからの人生をきっと楽しく過ごせることと思います。(^。^)/

 ◎質問2

「寝たきり・痴呆予防の歯科治療」に大変興味があります。実際に寝たきり、痴呆を予防できる割合はどのくらいなのでしょうか?また治療期間と費用はどれくらい掛かりますか?

(nouさんより)

<質問2に対する回答>

 う〜ん・・・(-_-;)、これもメールだけでは答えにくいですね・・・。(~_~メ)「口の中を診てないからわかりません!」ではあまりに不親切なので、概要的な話になりますがお答えしたいと思います。(゜o゜)

 まず寝たきり・痴呆を「歯科治療」で予防できる割合ですが、「寝たきり・痴呆の原因」から考えなくてはなりません。
 さまざまな病気や老化、不健康な生活習慣、足腰の弱体化、不慮の事故などが主な原因であると思われます。この中で不健康な生活習慣や不慮の事故を除けば、そのほとんどが「歯」と関連している項目です。

 と、いうことは、「歯」と「全身」との関連を考えた適切な歯科治療を行なえば、かなりの確率で「寝たきり・痴呆を予防できる」と思われます。
 少なくとも、現在寝たきりの方にこの「適切な歯科治療」を行なうと、約半数の方が何らかの改善が見られ、5人に1人は歩けるようになります。残りの半数の方は治療中に死亡、または治療を始めた時期が遅く、老化を防ぎきれずに数ヶ月以内で死亡した、という報告もあります。
 「寝たきり・痴呆予防の歯科治療」を受ける時期は、「元気なうちに、なるべく早く」が良いようです。

 次に費用ですが、人それぞれ必要となる治療法や素材や治療期間などがかなり異なる場合があります。
 当院では、まず身体に合わない(アレルギーを起こしている)歯の詰め物(銀歯や樹脂)を、アレルギーを起こさない素材に交換(歯科金属アレルギー治療)し、入れ歯の方は「生体適合性の高い入れ歯」に作り変え、歯の本数がすべて揃った状態で噛み合わせの調整治療(整体顎咬合治療)を行ないます。これは「寝たきり・痴呆予防の歯科治療」や「スポーツ選手の噛み合わせの調整」や「全身疾患改善の歯科治療」などに共通した治療の流れです。

 ここで、皆様にお伝えしておきたいのは、当院は「無傷の歯は極力いじらない」という方針でこれらの治療を行ないます。
 現在主流の「噛み合わせの治療」は、ほとんどすべての歯を削って被せるか、または「歯並びの矯正治療」を応用した方法により、歯科医学的に見て理想といえる歯並びや噛み合わせを構築する方法(フルマウス・リコンストラクション)なのですが、これを行なっている歯科医院の多くは保険が一切効かない「完全自費診療」であり、費用も平均250万円〜400万円が相場のようです。
 当院では、「無傷の歯は極力いじらない」ため、例えば、歯に詰め物が1本しかなく、その1本だけアレルギーを起こさない素材に変え、調整治療も2〜3回で済めば費用は数万円以内で収まるでしょう。
 しかし、ほとんど全ての歯にアレルギーを起こしている詰め物がされていて、調整も長期間かかる場合はやはり費用は高くなります。高くなるといっても、今までで一番費用のかかった人は161万円でした。大体平均40〜130万円ぐらいで収まる方が多いようです。
 当院では保険診療も行なっているため、これらの治療に入る前の基本的な治療(むし歯治療、歯ぐきの治療、親知らずの抜歯など)は保険が効くので「完全自費診療」の歯科医院と比べればかなり割安となります。
 治療期間も、「歯並びの矯正治療」を応用したり、全ての歯を治療する場合は週1回の通院で少なくとも1年半〜3年かかると思われますが、当院は「無傷の歯を極力いじらない」ため、治療期間も全ての歯を治療する場合に比べてかなり短くなる場合もあるのです。週1回の通院で2ヶ月〜約1年半の間にほとんどの方の治療が終了できます。

 当院では、費用に関しては「御見積書」、治療終了後には「保証書」をそれぞれ発行致しますので、治療期間や大体の費用を事前に把握して頂きますので、「いくらかかるのか」「何回くらい通えばいいのか」などの不安を持たずに治療を受けることができます。

 ◎質問3

私はプロではないのですが、現在真剣にスポーツに取り組んでいます。貴院のサイトを拝見し、ライバルに差をつけたいと思い、「スポーツ選手の噛み合わせ調整」を受けたいと思います。しかし、詳しい内容がわかりません。 教えてください。

(nkdさんより)

<質問3に対する回答>

 このような質問も多かったので、早速お答えしたいと思います。(^。^)
 あ、皆さん、質問のメールにはできれば年齢・性別・住所(都道府県のみで可)がわかるようにして頂くと大変助かります。(^^ゞ

 「スポーツ選手の噛み合わせ調整治療」の内容ですが、基本的には「歯科金属アレルギー治療」と、「整体顎咬合治療」を組み合わせたものです。アレルギーを起こしている歯の詰め物があれば全身のストレスとなり、力を発揮できません。噛み合わせのバランスが悪ければ全身のバランスも悪くなります。詳しい内容は、<質問2の回答>を参照してください。

 スポーツの世界では、プロ・アマ問わず、いかに身体能力を限界まで発揮できるか、が勝負の分かれ目となることが多いと思われます。このホームページをお読みになった方ならお分かりかと思いますが、「歯と全身」は非常に密接な関係にあり、「歯」は全身のあらゆる器官に多大なる影響を与えます。そして、歯が噛み合うことによって、下顎(あご)は、頭をバランスの良い位置で支えています。
 歯に何らかの問題があり、噛み合わせのバランスが悪ければ「頭部」をバランスの良い位置で支えられなくなり、傾きます。頭が傾けば、首が曲がり、首が曲がれば肩の高さが変わり、背中が曲がり、骨盤もゆがみ、足の長さが変わり・・・。これでは「スポーツ」どころか「全身のゆがみ」に発展し、病気になる可能性も出てきます。

 全身をバランス良く鍛え、ライバルに差をつけたいと思うアスリートの方々は、当院にて治療を受けることをお勧めします。しかし、「そんな時間ない!」と言う方は、「整体顎咬合治療」のみを応用した「全身のコンディション調整」(2〜3回の調整で身体能力を高める)も行ないます。詳しくは、できれば一度御来院頂き、試合等スケジュールに合わせた調整等のご相談もお受けします。

 また、整体やカイロ等で改善できない、または一時的に良くなってもすぐ調子が悪くなってしまうようなコンディションでお悩みの方は特に「歯の治療」をお勧めします。「調子悪いコンディション」の多くは「歯」が原因である場合もあるのです。これはアスリートに限らず、一般の方にも言えることですが・・・。(^^ゞ
 格闘技やラグビー等の激しくぶつかり合う競技に使われる「マウスガード」の製作も行ないます。当院で製作するマウスガードは、最もバランスの良い位置で噛み込むことができるような形態に仕上げるため、邪魔にならず、マウスピース使用中は極限まで力を発揮できます。
 ちなみに私も自分用のマウスピースを作ってみました。何もしない状態では腕相撲で負ける相手でも、これを装着すると余裕で勝てました。自分でもビックリしました。(@_@)/

 ◎質問4、5

<質問4>
このホームページを拝見し、私も自分の歯と健康について心配になり、ぜひ先生に治療して頂きたいと思います。でも、私には約30年間お世話になっているかかりつけの歯医者さんがいて、ここ2〜3ヶ月前に歯が痛くなり、現在も治療中です。
 私の場合は一旦治療が終わってから先生の所に伺うべきでしょうか?

(S,Iさんより)

<質問5>
 歯の治療途中だったのですが、転勤のため、こちら(川崎市)に引っ越してきました。治療途中からでも見て(診て)もらえますか?また、最近すごく肩が痛くなり、ひどい時はうずくまって動けなくなります。これも、歯の治療の途中だからでしょうか?

(Yosさんより)

<質問4および質問5に対する回答>

 へえ〜、すごいですね〜、S、Iさんは30年間も同じ先生に診てもらっているんですね〜。(@_@)/ きっと、S、Iさんの歯のことは誰よりも理解していて、治療技術だけではなく人間的にも素晴らしい、尊敬できる先生なのでしょう!私もこんな歯科医師になれたらナ〜、なんて思ってしまいます。
(^^ゞ

 当院では、治療途中の方でも問題なく拝見させて頂いております。その点では<質問4>のS,Iさんも<質問5>のYosさんも大丈夫です。
 ただ、S,Iさんの場合、遠方から当院に通われるのであれば、ある程度「切りのいいところ」まで治療をしてもらってからが良いと思います。
 そして、治療終了後のメインテナンス(定期的な歯石取りなど)は、かかりつけのその先生にお願いしましょう。きっと、快く引き受けて下さると思います。

 Yosさんの「肩が痛くなって・・・」とのことですが、やはり、原因の何割かは「治療途中の歯」が関わっている可能性があります。しかし、その「治療途中の歯」を治したら肩の痛みがすぐなくなるか?と、言うと、そうとも言いきれません。治療途中で放置した期間が長ければ長いほど「噛み合わせ全体のバランス」が乱れるため、これら全体を調整する治療も必要になってきます。

 たとえば、下の奥歯が治療途中の状態で放置してしまうと、噛み合う「上の歯」が下の歯に向かって伸びてきて(挺出して)しまいます。伸びた歯の両隣も倒れてしまい、それに合わせて下の歯も移動してしまい、歯が倒れてできた隙間を埋めるように次々に隣の歯が移動してしまい・・・たった1本の歯の問題で、全体のバランスが乱れてしまいます。

 Yosさんの場合は、以上のような状態で「噛み合わせのバランス」が乱れ、下顎(あご)が理想的な位置からズレてしまい、下顎(あご)を動かす筋肉が緊張・萎縮し、その筋肉が首を通して「肩」を強く引っ張っているため、肩に激しい痛みを感じてしまうのかも知れません。
 それと、恐らく「歯軋り・食いしばり」もあるかも知れません。これは口の中をみればはっきりします。歯の先端部分が不自然に擦り減っていたり、ほっぺたの粘膜に白いスジ状の「歯の跡」がついていたり、歯ぐきの形が不自然にデコボコしていたり・・・。このような状態が認められれば「歯軋り・食いしばり」による筋肉の萎縮・緊張が非常に強くなるため、より強く肩やその他全身が引っ張られ、「肩こり」だけでなく「偏頭痛」「背中の痛み」「腰痛」「ひざの痛み」「手足のしびれ」・・・最悪の場合は「全身のゆがみ」に発展し、病気になる可能性もあります。

 ここで必要な治療は、治療途中の歯を含めた「基本的な歯の治療」、詰めてある金属等の素材がアレルギーを起こしていれば「歯科金属アレルギー治療」、そして「整体顎咬合治療(噛み合わせの調整治療)」です。治療の詳細は<質問1〜3の回答>をご覧下さい。
〜できれば、ホームページ全体を見てくださいね〜。(^。^)/

 ◎質問6、7

<質問6>
整体・カイロプラクティック治療院を開設している者です。我々のスタディーグループでも歯との関連を勉強しています。しかし、実際患者さんに紹介できる歯医者さんがいません。もし、よろしければ貴医院を紹介させて頂いてもよろしいですか?

(JKS先生より)

<質問7>
 都内の内科開業医です。貴院のHPを拝見させて頂き、大変勉強になりました。当医院にも経過の思わしくない高血圧やリウマチの方が何人かおり、歯の治療を勧めてみたいと思います。貴院を紹介させて頂いても差し障りありませんか?

(nnd先生より)

<質問6および質問7に対する回答>

 最近ではこのように他科の先生方からの紹介で、当院を受診される方も増えてきております。数ある歯科医院の中から、当院の治療方針に賛同し、推薦して頂けることを大変嬉しく思います。厚く御礼申し上げます。m(__)m
 紹介して頂いた先生方の期待に背くことなく、分かりやすい説明と丁寧な治療で対応させて頂きたいと考えております。今後とも、当院をよろしくお願い申しあげます。m(__)m
 当院を紹介して頂くにあたり、以下の事項を患者さんにお伝え頂ければ幸いです。

 1、今まで治療した全ての歯を、保険の効かない素材で治療をやり直す可能性があり、時間と費用がかかる場合があること。

 2、改善したい全身症状の原因の内、当院の歯科治療で「歯が関わっている部分のみが改善される」ということ・・・つまり、「歯」の治療のみでは完全には治らない可能性があること、です。

 しかし、上記「2」については、当院の歯科治療のみでも改善率50〜80%であることが多く、さらに先生方との「併行治療」により、改善率を上げることも可能であると思われます。

 余談ですが、当院への通院は、できれば徒歩や電車・バス等でお願いします。歯の治療により身体のバランスが変化するため、治療直後の車・バイク・自転車の運転は大変危険です。(一応駐車場も1台分だけは用意してありますが、これは緊急用です。) 
 これらを危惧して、わざと駐車場を用意していない先生も多くいらっしゃいます。決して「ケチ」ではないのですよ(笑)。(^^ゞ

 ◎質問8

貴医院では、歯の治療に「アマルガム」を使用していますか?
 1.アマルガムを使用しない理由を教えてください。
 2.患者さんのアマルガムを除去するケースはありますか?
  除去する際には何か注意をされていますか?
 3.積極的にアマルガムを除去していますか?その理由も教えてください。
 4.アマルガムを除去した後に何を詰めますか?
 5.アマルガムの毒性について知っていますか?

  (KKMMさんほか3名の方より)

<質問8に対する回答>
 同時期に、4名の方からほぼ同じ内容の質問メールを頂きました。どうやら、「アマルガムの毒性」に関する本を読んだ方からのメールだと思われます。不適切な素材を用いた歯の治療により、身体全体に悪影響を及ぼすことがあるという事実を知っていただくためにも、このような本は大変有効です。ぜひ、皆さんも読んでください!・・・と、言ってみたものの、どんな本か、まだ私は見ていませんが・・・(笑)(^_^メ)
 えーと、では、質問1から回答していきます。

1の回答:アマルガムを使用しない理由は、ズバリ、「毒性が強く、アレルギーを起こしやすい」からです!!アマルガムの約50%は「水銀」で出来ています。水銀が身体に良いわけがありません。事実、アマルガムのアレルギーによりアトピー等の皮膚病、リウマチ、偏頭痛、腰痛、肩凝り、骨盤のゆがみやその他の全身症状などが起こる事があるようです。
 原因不明の全身症状があり、どこの病院で検査してもらっても異常なし・・・こういう場合はやはり「歯」に問題があることが多いようです。歯に詰めたアマルガムやその他の銀歯等を除去し、身体に合う素材に詰め替え、噛み合わせの調整をすると、今までの症状が(個人差はありますが)かなり改善される・・・これも、私はよく経験します。
 しかし、何といっても、当院でアマルガムを使用しない理由第一位は・・・アマルガム治療に必要な器具を何一つ持ってないからです(笑)(ーー;)

2・3・4の回答:当院では、「歯の治療」を通じて、皆様の「健康の維持・増進」をお手伝いできれば・・・と、考えております。歯と全身は非常に密接な関係にあり、「歯と、歯の噛み合わせが良くなければ健康などあり得ない」と言っても過言ではありません。
 このような考えを基に治療を行なうため、当然、毒性の強いアマルガムや銀歯の除去を積極的に行なっております。除去する際には、お口の中に削りカスが飛び散らないように「ラバーダム防湿」という方法で対応しております。これは、薄いゴムの膜を、治療する歯だけ露出するように覆ってしまう方法で、余分な削りカスが飛び散るのをある程度防ぎます。
 そして、アマルガムや銀歯を除去した後は、その人の身体に最も合う素材を調べ、詰め替えるという方法をとっています。先日、この「アマルガムの毒性」についての週刊誌の記事を読みました。それによると、「アマルガムの毒性で恐怖心を煽り、高価な金を勧め、かえって症状を悪化させてしまう悪徳医師もいるので要注意」と書かれていました。当院では、その人に最も合う素材を選定し、さらに噛み合わせの調整も行なうことにより、症状の悪化を防ぎながら改善に導く治療を行なっております。「金」は、比較的アレルギーを起こしにくいといわれていますが、中には金でもアレルギーを起こす人もいます。要は、金合金を含めて、その人にとって、何が一番合う素材か?が正しく選定できなくてはいけません。当院では、20種類以上の金合金やその他生体親和性の高い素材を実際にテストしてから治療に使用します。どうぞ安心してください。

5の回答:アマルガムの毒性=水銀の毒性と理解すると分かりやすいと思います。アマルガム以外にも、銀歯や樹脂等、アレルギーを起こしやすい素材はたくさんあります。当院では、これらの危険性について待合室や治療台に大きく掲示し、皆様にお知らせしております。来院時に見ていただけると良いと思います。
 ・・・あれ?あんまり良い答えになってないな・・・(^^ゞ とにかく、私がアマルガムについての毒性を知っているのは間違いないのですが、それを皆様に分かりやすく説明することも大事だと思っております。(^^ゞ

 ◎質問9

私は皮膚科で「金属アレルギー」と診断されました。検査により、どうやらAu(金)・Ag(銀)・Ni(ニッケル)・Pd(パラジウム)がダメなようです。
 この皮膚科の先生に「歯の詰め物が悪いかもしれない」と言われたので、かかりつけの歯医者さんに相談したのですが、「Au(金)が一番アレルギーを起こさないんだから、Au(金)がダメなら治療できない」と、言われてしまいました。こんな私はどうしたらよいでしょうか?

(ndymさんより)

<質問9に対する回答>

 このHPの全体を御覧頂いた方や当院を受診された方なら、即、この質問の回答がお分かりでしょう!
 そうです、ただ単に「その人に合う素材を調べて、それを使って治療する!」・・・それだけです。以上!!(^_-)

 ・・・まあ、これでおしまいではあまりに不親切なので、詳しく回答しましょう!(^^ゞ
 確かに、ここ最近は当院を受診される方でもAu(金)のアレルギーの方も多くなっています。そして、一般書店で売られている「金属アレルギー」に関する本を読んでも「金属アレルギーの方の歯の治療には金合金が良い」なんて書かれているようです。
 しかし、質問8の回答でも書きましたが、アレルギーが少ないからといって安易に金合金を使うべきではありません。自分がAu(金)にアレルギーがあると知らずに高いお金をかけて金合金で歯を治し、症状がより悪化してしまった人もいるようです。
 歯の治療に使われる金合金は、恐らく200種類以上あると思われます。当院が扱っている(厳選した)ものだけでも約20種類あります。まず大事なのは、どんな方法でも良いので、治療に使う素材が自分の体に合っているかどうかを必ず調べることです。当院では、筋肉反射を応用したテストにより、簡単に、そして正確に皆様に最も適した素材を調べることができます。
 調べた結果、OKならばその素材を使っての治療を検討します。

 ・・・ここまで言っといて(書いといて)こう言うのもナンですが、(^^ゞAu(金)のアレルギーさえなければ、金合金は、金属の中で歯の治療には最も適しています。なぜかと言うと、金合金の特性として、腐食しにくい、歯に非常になじみやすい適度な硬さ・・・などの利点があるのです。そのため、金合金はかなり昔から歯の治療に使われているのです。
・・・なんだか支離滅裂だな・・・(ーー;) と、言うわけでndymさん、なにも悩むことはありませんよ!(^。^)アレルギーを起こさない、あなたにピッタリの素材を調べて、それを歯の治療に使えばいいだけのことです。できれば、当院のように、このような治療が得意な歯医者さんを探しましょう!

 ◎質問10

「歯ぎしり」で悩んでいます。すごくうるさいらしく隣の部屋の家族にも聞こえるほどです。しかし、まったく自覚はないのです・・・。
 これは歯医者さんで診てもらえるのでしょうか。
 よく歯のかみ合わせの問題といわれるようですが、どうやったら直すことができるのでしょうか。よろしくお願いします。

(khkdさんより)

<質問10に対する回答>

 最近、というか以前より、この「歯ぎしり・食いしばり」は大変問題になっています。
 何故かと言うと、我々歯科医院が治療の対象としている「むし歯・歯周病・知覚過敏・顎関節症」などが、この「歯ぎしり・食いしばり」によって進行・悪化するためです。
 歯や顎の問題にとどまらず、首・肩こりを始め、偏頭痛・背中の痛み・腰痛・首や背中の骨の異常・骨盤や全身のゆがみに発展することもあり、その「ゆがみ」から二次的に、全身の症状(不定愁訴)や高血圧などが起こる場合もあります。
 そして、ほとんどの場合、khkdさんのように自覚がありません。しかし、中には「自分の歯ぎしりがひどくて、寝ててもビックリして起きてしまう」という人もおり、不眠に悩まされているそうです。

 では、その「歯ぎしり・食いしばり」の原因は何なのでしょうか?

原因1:ストレス
 これは精神的なものと肉体的なものに大別され、ストレスの全くない人はいないと言っていいでしょう。赤ちゃんからお年寄りまで、ストレスの種類や強さが異なりますが、誰にでもストレスはあります。

原因2:「噛み合わせ」(歯の接触状態)のバランスが悪い
 御指摘の通り、「噛み合わせ(歯の接触状態)のバランスが悪い」のも、この「歯ぎしり・食いしばり」の原因になりなす。噛み合わせ=歯の接触状態のバランスが悪いため、それを本能的に無意識(睡眠時)に歯ぎしりや食いしばりをして治そうとしているのではないか?という学説もあります。

原因3:歯に詰めた素材(金属・樹脂等)が身体に合わない
 これも、原因@の「ストレス」と関連があるようです。身体に合わない素材が歯に詰めてあると、歯は脳に近いため、かなりのストレスとなるようです。この「ストレス」により、歯ぎしりをはじめ全身のさまざまな病的症状を起こしてしまうこともあるようです。
 これについては、先述の質問の回答に詳しく記載されております。こちらもご参照下さいませ。

 先日も「高血圧」が主訴の患者さんの治療で、はじめに「歯科素材(金属・樹脂)アレルギー治療」を行いました。この方は、特に薬や食物等のアレルギーはなく、金属も「やや合わない」程度でしたが、病気や症状に打ち勝つための「全身の抵抗力」をつけるため、詰めてあった銀歯を少しずつ身体に合うものに変えていきました。
 すると、どうでしょう。まだ治療途中なのにかなり安定してきて体調もかなり改善されてきました。そして、治療中だったのですがキリのいいところで中断し、様子を見ることにしました。

原因4:その他
 これは、すべての方が当てはまるわけではありませんが、若い頃に激しいスポーツやトレーニングをして背骨が歪んでしまった、または交通事故等で体が歪んでしまった、などです。これらの「ゆがみ」があごに影響を及ぼし、歯ぎしりや食いしばりを引き起こす場合もあるようです。

 以上、「歯ぎしり・食いしばり」の主な原因は上記の4つに大別されます。そして、我々歯科医院での治療の対象となるのが2と3です。

 つまり、まず歯に詰めてある素材を身体に合うものに変える「歯科素材アレルギー治療」を行ない、最後に「噛み合わせの調整治療」を行なうことが理想的といえます。これも、先述の回答やシリーズ「歯とからだ」にも記載があります。

 また、一時的な症状の緩和には「マウスピース」を使うこともあります。しかし、これはあくまで一時的なもので、原因を解決する方法ではありません。

 歯ぎしり・食いしばりでお悩みの方は、以上の項目を御参照の上、どのような治療を選択するのか担当の先生に相談すると良いでしょう。

 ◎質問11

私は小さい頃から歯が悪く、定期的に歯医者に通っております。先日は数年前に治療した奥歯のブリッジがダメになり、抜きました。先生は「仕方ないけど、入れ歯かインプラントだね・・・。」と仰っていました。
 私の感覚としては、失礼な言い方ですが、「治療すればするほど悪くなる」ような気がしてなりません。私は30代前半なのですが、少なくとも私の同年代の知り合いの中には入れ歯の人はいません。
 それとも、「歯」なんて、「そんなもの」(すぐにダメになるもの)なのでしょうか?
 何か意味不明な質問で申し訳ございませんが、先生のご意見をぜひお伺いさせて頂きたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

(ONYSさんより)

<質問11に対する回答>

 ここ最近、このような歯の悩みをお持ちの方がよく来院されます。「治療すればするほど悪くなる・・・。」(-_-;) 中には歯科の主治医から直接「いくら治療してもどんどん悪くなるばかりだ。もう来るな」と、治療を拒否されてしまった人もいます・・・。(-_-;)

 このような「歯の悩み」をお持ちの方は、「自分は生まれつき歯の質が弱い」、「歯の磨き方が悪い」などと思い込んでいる人がほとんどでしょう。そして、内心・・・(治療した歯医者がヘタクソなんだ)・・・決して口には出しませんが、このように思われている方も少なくないと思います。それもそのはず、治療が必要な歯の半数以上は、過去に治療をしている歯であることが多いのです。

 しかし、我々歯科医師から見ると、「悪くなるのは、手入れ(歯磨き)や管理(定期健診など)が良くないからだ」と、思っています。「医学的に間違いのない治療を行なっているのに、すぐダメになるのは手入れ(歯磨き)や管理(定期健診など)を怠っているからだ」と、言われた方も多いと思います。

 ここで、患者サイドと歯科医師サイドの「思い」が食い違います。

 患者サイドは、「もしかしたら治療のやり方が間違っている(すなわち「ヘタクソ」な治療)なのではないか??」と思い、自分なりに手入れ(歯磨き)は一生懸命やっている。
 一方、歯科医師サイドは手を抜くことなく、医学的に正しい治療を一生懸命やっている。

 このように、お互い努力しているのに、歯はダメになる一方・・・。一体、何が問題なのでしょうか?

 ・・・そうなのです、このような場合、患者サイドも歯科医師サイドも決して悪くはありません!問題なのは、「口の中の環境が、歯をダメにしやすい環境だから」なのです!

 「口の中が歯をダメにしやすい環境」・・・ちょっと分かりにくい表現なので、口の中の環境(状態)が「むし歯になりやすい人」を例にとって説明します。

 「口の中の環境がむし歯になりやすい状態」の場合、いくら歯磨きや治療を頑張っても、その環境が改善しない限り、むし歯は必ず再発します。単なる治療や歯磨きだけでは、むし歯になりやすい環境を改善することは出来ません。では、一体「何が」、口の中の(むし歯になりやすい)環境に影響(原因)しているのでしょうか?以下に、その影響力の強い順に述べていきます。

・原因1(影響力ナンバー1):「むし歯菌(ミュータンス菌)の数」
 =「むし歯菌(ミュータンス菌)」は、常在菌です。「常在菌」とは、誰の体にも生息している細菌のことです。しかし、その「数」は、人(個体)によってかなりのバラつきがあります。
 当然、むし歯菌(ミュータンス菌)の数が多ければ、その分「むし歯になりやすい」ということが言えます。
 これは、唾液を検体として調べてみると判明します。「むし歯菌(ミュータンス菌)の数」がケタ外れに多い人もいれば、「ゼロ」に近い人もいます。

・原因2(影響力ナンバー2):「歯に加わる非生理的な力」
 =「歯に加わる非生理的な力」で代表的なものは「歯ぎしり・食いしばり」です。これにより、歯に「ヒビ」が入り、奥歯や、前歯の歯間部がむし歯になりやすくなります。これに関しては、<質問10に対する回答>などを参照してください。

・原因3(影響力ナンバー3):「唾液の量と質」
 =「唾液」は、歯や体に大変良い働きをします。食物の消化を助けたり、「毒消し」作用があったり、酸性に傾いた口の中を中和する作用(緩衝作用)や「再石灰化作用」などです。
 「再石灰化作用」とは、溶け出した歯質を修復する作用で、顕微鏡レベルでしか観察できないようなごく初期のむし歯(目では見えない)の場合は、完全に修復されると言われております。
 このような良い働きをする唾液の量が多く、サラサラした質であれば、虫歯になりやすい細部にもよく流れ込み、「再石灰化」が行なわれやすく、むし歯もできにくくなります。
 しかし、口が常に渇き気味で、唾液の量が少なく、ネバネバしている質の場合は非常にむし歯が出来やすくなります。

・原因4(影響力ナンバー4):「食物が口に入っている時間」
 =例えば「間食」が多い人は、口に食物が入っている時間が長いです。その分、むし歯菌が食物を取り込み、作り出す「酸」の量が多くなり、口の中が「酸性」に傾きます=歯が溶けやすくなる=むし歯が出来やすくなります。

・原因5(影響力ナンバー5):「むし歯予防製品の使用」
 =最近、フッ素やキシリトール入りのむし歯予防製品や、消毒効果を謳った製品がかなり出回っていますが、これを使用しているかどうかによっても、むし歯の出来やすさが「若干」違うようです。しかし、劇的な効果は期待できません。

・原因6(影響力ナンバー6):「歯磨き」
 =「むし歯予防」という観点のみで考えると、「歯磨きの重要性」は6番目なのです。

 ・・・と、言うわけで、「むし歯になりやすい人」は、6番目に影響する「歯磨き」よりも、1番目〜5番目に影響する要因が、むし歯になりやすい状態を作り出している、といえます。

 つまり、「むし歯菌(ミュータンス菌)」の数が多くて(原因1)、「歯ぎしり・食いしばり」などがあって(原因2)、「唾液」の量が少なくネバネバした質で(原因3)、食事も不規則で(原因C)・・・・・という人は、「口の中がむし歯になりやすい環境」になってしまっています。こんな環境であれば、いっくら「歯磨き」(むし歯を予防する影響力は6番目)を頑張っても、治療を繰り返しても、次々とむし歯になります。

 逆に、「むし歯菌(ミュータンス菌)」が少なく(原因1)、「歯ぎしり・食いしばり」もなく(原因2)、「唾液」の量や質もまあまあ(原因3)、「食事」もまあまあ規則的(原因4)・・・・・という人は、「口の中がむし歯になりにくい環境」であるといえます。従って、このような人は「歯磨き」がいい加減でも、むし歯になりにくいのです。

 ご質問を頂いたONYSさんは、もし「むし歯」が原因でブリッジがダメになってしまっている場合は、上記のような状態(口の中が「虫歯になりやすい環境」)だったのではないか?と、考えられます。
 こんな状態では、治療して、歯磨きを頑張ってもすぐダメになるのは頷けます。

 歯がダメになる「むし歯」以外の原因として、「歯周病」もあります。この「歯周病」も、上記のような観点から見ると、「歯磨き」以外の要因が多くあります。・・・これ(歯周病が悪化する「歯磨き」以外の要因)については、また別の機会にお知らせします。

 では、このように、口の中が「むし歯」や「歯周病」になりやすい方は、どのようにすれば良いでしょうか??

 「むし歯」に関して言えば、前述の「原因1〜6」を解決するような処置や対策をすべきです。

:原因1「むし歯菌の数が多い」場合
=この「むし歯菌」、数を減らすことは簡単にできません。「消毒効果」を謳った市販の洗口剤を使っても、細菌が減る時間はごくわずかです。約15〜30分後には元の数に戻ってしまいます・・・。(-_-;)
 これはもう、むし歯菌や歯周病菌に打ち勝つだけの「免疫力」や「抵抗力」をつけるしかありません。必要なのは「歯磨き」ではなく、お体の「健康の維持・増進」です。
 「健康の維持・増進」を行なうなら、日頃の生活習慣の見直しもそうですが、当院の推奨する「適切な歯科治療」が必ず必要になってきます。「適切な歯科治療」とは、「歯科素材(金属・樹脂)アレルギー治療」や「かみ合わせの調整治療」などのことです。これは、他のQ&Aの回答や「歯とからだ」のコーナーを参照してください。

:原因2「歯に加わる非生理的な力」(歯ぎしり・食いしばりなど)
=これも、原因を解決する治療や、生活習慣生活習慣の改善が必要です。「歯ぎしり・食いしばり」の解決法に関しては、<質問10に対する回答>を参照してください。

:原因3「唾液の質と量」
=これは、ただ単に「水分が足りてない」人から、常用している薬の副作用や、病気(全身的な疾患)による症状の1つによることもあります。
 水分が足りなければお茶等で補うのも1つの方法ですし、人工の唾液成分の入ったタブレットも有効です。全身的な疾患の場合は、その治療も必要です。

:原因4「食物が口に入っている時間」
 これは、食習慣を含めて「生活習慣」そのものを変える必要が出てきます。しかし、コックさんなど飲食関係の仕事をされている方で、「味見」をしながらの仕事の場合、この環境を改善するのは非常に難しいですね・・・。(-_-;)こういう場合は、その他の項目を、なるべく「むし歯になりにくい理想的な状態」にしていくしかないですね・・・。

 後は、原因5や6も良い状態にしていけば、理論上、口の中の環境は少なくとも以前より「むし歯になりにくい状態」に改善されます。

 そして「理想的な歯の治療」を行ない、さらに定期的な「予防処置」を行なうことにより、「むし歯や歯周病になりにくい安定した状態」を末永く保っていけば、歯も原因の1つとして起こる全身の様々な病気や不快症状をも予防できます。

 実はこの「むし歯や歯周病の予防処置」、今から約30年前(1974年)に、スウェーデンでは全国民を対象として行なわれ、これを国民の義務としました。そして約30年、この「むし歯・歯周病の予防処置」を受け続けたスウェーデン国民は、どうなったでしょうか?

 まず、約10年後の1985年には、入れ歯の人口が17%から、なんと3%台にまで減少、生活習慣病(高血圧・心臓病・糖尿病など)が激減、そのため老人達の「寝たきり・痴呆」などがほとんど起こらず、健康で素晴らしい老後を過ごしている方がほとんどで、いわゆる「老人ホーム」がどんどん無くなっているそうです。

 その結果、スウェーデン国民医療費の増加は抑えられ、スウェーデン国民の「老後の不安」は一掃され、なんと「出生率」が上がり、「小子化」にストップが掛かっているそうです。これは一体、何を意味しているのでしょうか?

 それに比べ、日本の現状は・・・。現在、「寝たきり」または「準寝たきり」の人たちは200万人以上いるといわれています。その数は、毎年10%ずつ増加しているとも言われています。寝たきり・痴呆の人が激増、老人ホームは増え続け、生活習慣病の人も若い世代でも当たり前のようになってきている。このため、国民医療費は年々増加し、老後や将来の不安感から小子化や景気低迷が起こっている・・・。スウェーデンとはまるっきり逆の現象が起こっています。

 そんな状態なので、本来ならこの「むし歯・歯周病の予防処置」を全国民を対象に、今すぐにでも「義務化」すべきなのですが・・・「必要な医療」までもが切り捨てられている現在の日本の現状医療を考えると、非常に難しいと思われます。今の日本の「健康保険」は、「病気(疾病)の治療のみ」を対象としているため、健康人を対象とした「予防処置」は、健康保険の適用範囲ではないのです。もし、このような「予防処置」を継続的に受けたいという方は、(保険適用がないので)100%費用自己負担で受けなくてはなりません。日本でこのような「予防処置」が普及しない理由のひとつは、ここにもあるような気がします。

 しかし、そんな状況にもめげずに、「予防処置」の重要性を認識し、治療のシステムに取り入れている先生方も最近は多くなりました。当院でも、ようやく「むし歯・歯周病の予防処置」のシステムを構築し、もう間もなく開始できると思います。「予防処置」をご希望の皆様、もうしばらくお待ちくださいませ。

 と、言うわけで、かなり脱線しましたが,ONYSさんの場合、まずは「理想的な歯の治療」(歯科素材アレルギー治療やかみ合わせの調整治療など)を行なって「全身の免疫力」を高め、その「治療直後の良い状態」を維持すべく、定期的かつ継続的な「予防処置」を行ない、「歯を悪くしやすい口の中の環境を改善」していけば、少なくとも今までのような「治療すればするほど悪くなる」のも防げると思います。

 
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