●当院の特徴と基本方針
 ●健康歯科とは?
 ●審美・美容歯科とは?
 ●予防歯科とは?
 ●一般歯科
 ●小児歯科
 ●矯正歯科
 ●審美・美容歯科
 ●ホワイトニング
       ・クリーニング
 ●インプラント治療
 ●かみ合わせ調整治療
 ●歯科素材(金属・樹脂)
   アレルギー治療
 ●スポーツ選手の
   かみ合わせ治療
 ●むし歯・歯周病予防処置
 ●健康歯科
 ●審美・美容歯科
 ●予防歯科
 ●治療実績詳細
 ●よくあるご質問
 ●歯と健康との関連について
 ●第一回「寝たきり・痴呆」
 ●第二回「皮膚病」
 ●第三回「高血圧」
 ●院長の日記です
 ●歯科医院専売品


 「むし歯」でお悩みの方は
こちら
 をクリックして下さい。
 

 ★よくあるご質問

 よくあるご質問をまとめてみました。まだ準備中の部分もありますが、
順を追って追加する予定ですので、よろしくお願いいたします。

「歯」は「骨格」の一部です。歯の「骨格としての役割」は、主に上下の歯が接触することによって「頭部」を支えます。
 その重い頭部を支えるための「歯の接触=かみ合わせ」に問題があれば、その負担が「首」にかかり、「首のゆがみ(傾き)」を生じます。
 首のゆがみ(傾き)から、頭部の傾き〜背中のゆがみ〜腰のゆがみ〜膝・足首のゆがみ、すなわち「全身のゆがみ」を生じることもあります。

 歯の詰め物などに使う素材(金属・樹脂)などは、上下の歯が擦れ合う「物理的要因」と飲食物などの「化学的要因」で、成分が少しずつ溶け出します。口の中で溶け出た成分は飲み込んでしまい、体内に取り込まれます。

 この「全身のゆがみ」と「(体内に取り込まれた)詰め物の成分」は、時として全身の病的症状を引き起こすことがあります。

 上記の2つは主に「口の中の問題」ですが、「口の中以外」に何らかの問題があっても、廻り回って最終的に「口の中」やあごの関節に問題が生じることもあります。
 例えば、何らかの原因で「腰」が悪くて「腰のゆがみ」がある場合、腰の上に乗っている「背骨(脊柱)」がゆがみます。 背骨がゆがむと連鎖的に首のゆがみも起こり、最終的に「あごのずれ」が起こります。あごがずれれば当然、歯のかみ合わせに悪影響を及ぼします。

 むし歯の多発・再発、歯周病の悪化、顎関節症とその関連症状、その他の全身病的症状は、これら上記3点を考慮した歯科治療を行なえば、改善する可能性があります。

 このコーナーは、口の中に起こる問題だけに的を絞り、「歯と全身との関連」または「全身から歯への悪影響」などを考慮したQ&A集を作っていきたいと思います。

 しかし残念ながら、「歯と全身との関連」を取り上げたHPは幾つかあるようですが、その逆の「全身から歯への悪影響」までを言及したHPは非常に少ないようです。すなわち、「全身から歯への悪影響」などほとんど認識されていないのが現状です。特に「顎関節症」の治療の場合、「歯と全身との関連」や「全身から歯への悪影響」を考慮しなければ改善など難しいと思います。それを「口の中だけの問題」として取り上げているHPが多いような気がします。現在の医療制度は、「歯」のことなら「歯科」、その他の身体については「医科」といった具合で分離されてしまっているので、ある程度は仕方のないことなのですが・・・。

 このような観点で「歯の問題やトラブル」を診てみると、「顎関節症」に限らず、「むし歯の多発・再発」、「歯周病の悪化」、「詰め物がとれる、入れ歯が合わない・壊れる」などのトラブルは、そのトラブルを起こした歯自体の問題ではない場合もあるのです。
 例えば、いつも右下の歯にトラブルが起こる方の場合、その原因が、かみ合う右上の歯の問題である場合や、左のかみ合わせに問題があってあご全体が右にずれ、その影響で右下に負担がかかってトラブルを起こすのか、又は歯全体は何の問題もないが、「腰のゆがみ」から背中〜首のゆがみを起こし、最終的に「あごのズレ」が起こって歯の負担になり、トラブルが起こることも考えられます。

 歯の悩みをお持ちの方や、いくら治療しても改善せず悪化する方、入れ歯が合わない方、治療がうまくいかなくて歯科医がヘタクソだと思っている方など、このような方のほとんどは治療した歯以外の歯や、かみ合わせ全体の問題、そして「口の中以外」での身体のどこかのゆがみが問題を引き起こしている場合が多いようです。

 以上の点を御理解頂いた上で、このコーナーをお読み頂ければ幸いです。


当院について
「歯」について
「歯ぐき」について
「詰め物・義歯・入れ歯」について

 ◎当院について

・駐車場はありますか?


 =ございます。来院時に受付にお申し出下さい。その時に空いている駐車場をご案内致します。



・歯の治療は初めての4歳の子供なのですが、付き添いしても良いですか?


 =はい、大丈夫です。当院の診療室は「動線分離方式」を採用しております。皆様は診療台の前から、スタッフは後ろから診療室に入るという方式です。診療台の前の空いたスペースに椅子兼荷物置きと折りたたみ椅子もございます。1人の患者さんに対し、大人2名まで付き添い可能です。尚、治療の途中で診療室を出られても大丈夫です。
   治療に対する説明や注意事項等は本人だけでなく付き添いの方にも説明させて頂いております関係で、当院では小さなお子様や高齢者の方には積極的な付き添いをお勧めしております。


 ◎「歯」について

・1ヶ月ほど前に治療して詰めた歯がまだしみます。むし歯の取り残しでしょうか?

 =「歯がしみる」症状は、主に「歯の神経」(歯髄=「しずい」といいます)が何らかの「刺激」を受けて「興奮状態=過敏になる」ことから起こります。この「刺激」には、大きく分けて3つあります。
  1つ目は「むし歯」です。むし歯が深くなり歯の神経近くに達すると、その刺激により歯の神経は興奮=過敏になり、しみる症状が出ます。
  2つ目は「(歯に加わる)ちから」です。歯ぎしりや食いしばり、高さが高いなど、様々な条件によって歯に「強いちから」がかかった場合、その刺激により歯の神経は興奮=過敏になり、しみる症状が出ます。
  3つ目は、治療した歯のむし歯が深く、歯の神経に近接していた場合です。この場合はしみる症状が出ても、ほとんど一過性であることが多く、通常は2,3日〜10日間ほどで落ち着きます。
  以上の3つを検証してみましょう。
  「治療後、1ヶ月ほどしみる」とのことですが、まず1つ目の「むし歯」の可能性について。治療後「むし歯」が残存していれば、むし歯で溶けた柔らかい歯質も残存しているはずなので、詰め物の脱離も一緒に起こります。それにむし歯が進行中であれば、しみる症状も徐々に悪化し、しまいにはズキズキする痛みが出てくるでしょう。なので、むし歯が残存している可能性は極めて低いと思われます。
  次に、「(歯にかかる)ちから」について。実は、むし歯治療後のしみる症状は、これが原因であることが多いです。治療後、詰め物をすると歯の形や高さが変化します。もし、高さが若干高めであった場合は「噛む力」がその歯に集中し、その歯の神経が興奮=過敏になり、しみる症状が出やすくなります。この場合は、その歯の高さなどの調整で解決できます。
  最後に、治療した歯のむし歯が非常に深い場合、ごくたまに数ヶ月ほどしみることもありますので、少しずつしみる症状が緩和しているのであれば、そのまま様子をみてみましょう。



・ 過去に同じ歯を2回治療しています。今回も同じ歯の詰め物がとれてしまい、これで3回目です。前回、前々回の治療がうまくいっていないのでしょうか?

=この例の場合は、まず「詰め物がとれた原因」から考える必要があります。詰め物がとれる原因のほとんどは「力学的要因」(強い「ちから」がかかるため)です。まず、詰め物がとれる原因は大きく分けて2つあります。1つは上記の「力学的要因」による接着層の界面破壊と歯質にも「ヒビ」が入って隙間が空き、詰め物の脱離あるいは再びむし歯になってしまうこと、もう1つは歯を支える「歯槽骨」が痛み、歯もろとも抜けてしまうことです。

 この例の場合、過去に2回、今回が3回目の治療ということなので、恐らくこの「力学的要因」(強いちから)の関与が大きいと思われます。

 治療した歯に「強いちから」がかかると、先述の接着層の界面破壊のほかに「歯質のひび割れ」も起こることがあります。そのひび割れ部分にむし歯菌の感染が起こると「詰めた中がむし歯」になります。治療後再びむし歯等のトラブルが起こる原因のほとんどはこれです。中には「むし歯の取り残しではないか」と疑う人もいますが、そんなことはほとんどありません。

 次に、先程から何度となく出てくる「強いちから」について説明します。歯にかかる「ちから」は、大きく分けて「生理的なちから」と「非生理的なちから」に区分されます。「生理的なちから」とは、主に食事中に歯にかかる「ちから」で、奥歯1本につき約3〜10kgほどです。次に「非生理的なちから」とは、主に「歯ぎしり」や「食いしばり」(噛み締め)などが原因で起こり、奥歯1本につき最高で約60〜80kgもの「ちから」がかかります。特徴的なのは、継続的に「強いちから」がかかり続けることです。体重60kgの人が1本の奥歯の上に乗っている状態を想像してみてください。歯にそれだけの「ちから」がかかれば、いずれ「ミシミシ」とヒビが入り、詰め物など容易に脱離することは簡単に想像できると思います。

 つまり、治療が3回目だという歯には相当強い「ちから」がかかっている可能性が高いです。では、なぜ1本の歯にそれだけ負担がかかるのでしょうか?大きく分けて2つの原因が考えられます。

 1つは、無意識または寝ているときに「歯ぎしり・食いしばり」をしていることです。「歯ぎしり・食いしばり」をしている人の約90%は自覚がありませんので、ほとんどの人は気付きません。

 もう1つは「かみ合わせのバランスが悪い」ことです。これも、口の中だけの問題なのか、または全身バランスも含めての問題なのか、に分かれます。口の中だけの問題なら、治療後に「かみ合わせ調整」の治療を行なえばバランスをとることができます。身体のどこかに「ゆがみ」などがあると、その影響であごの位置が変化します。あごの位置の変化=かみ合わせのバランスの変化と考えられます。歯も全身骨格の一部です。例えば、足の体重をかける位置が変化すると、あごの位置もそれに連動して変化します。なので「かみ合わせのバランスが悪い」人は、身体にゆがみなどがないかどうかもチェックする必要があります。

 できれば、全身バランスに置けるかみ合わせや歯ぎしり、食いしばりなどの研究・治療をしている先生に診てもらうのが一番いいと思います。普通はそこまで考えないので、単にその歯の高さを低くします。しかし、その歯の高さを低くすれば一時的に「ちから」がかからなくなってしばらくは「持つ」と思いますが、その分他の歯にその「ちから」がかかることになるので他の歯がダメになる可能性があります。繰り返し治療が必要な人はほとんどがこのパターンです。繰り返し治療すれば、健全な歯質はどんどん少なくなります。歯が少なくなるということは健康への悪影響も懸念されます。ぜひ一度、全身バランスとかみ合わせを診てもらいましょう。

 

 ◎「歯ぐき」について

・最近、歯ブラシをすると出血します。歯ぐきをよく見てみると、何となく腫れているように見えます。これは歯槽膿漏でしょうか? それと最近、歯が伸びてきて長くなったように見えますが、これはどうなっているのでしょうか?

 =歯ブラシで出血する原因は大きく分けて2つあります。1つは、固めのブラシでゴシゴシ磨いて「歯ぐきを傷つけている」場合、もう1つは仰せの通り「歯ぐきが腫れている場合」です。

  では、歯ぐきが腫れているという前提で説明しましょう。歯ぐきの腫れが起こる原因は大きく分けて3つあります。

まず1つ目は、歯と歯ぐきの境い目(歯周ポケットといいます)にヨゴレが溜まって歯ぐきの炎症が起き、腫れるといった症状が起こります。そのヨゴレとは、歯垢(しこう)や歯石です。歯垢はネバネバした白〜黄色のヨゴレで歯にからみついていますが、丁寧な歯磨きである程度落とすことができます。その歯垢が唾液中のカルシウムなどの無機成分を吸収すると硬くなって歯石になります。歯石になると歯磨きで落とすことは困難です。歯垢も歯石も「バイ菌の塊」と思って頂いて間違いありません。それらのバイ菌が出す毒素や刺激によって歯ぐきの炎症が起こります。もし、このような場合は丁寧な歯磨きと歯石をとる治療などによって改善します。

2つ目は、「歯」に問題がある場合です。歯ぐきの触れている部位にむし歯があったり、かぶせた歯の中がむし歯だったり、歯にひび割れがあってバイ菌が入った場合、歯を通り越して歯ぐきにバイ菌が入って腫れる症状が出ます。これも該当する歯の治療を行なうと改善します。

3つ目は、「全身の健康状態(口の中以外)」に問題がある場合です。健康な歯ぐきはピンク色をしています。その理由は肌よりも血流が多いためです。血流が多い=血液の状態=体調や全身の免疫力の状態などを反映しやすい、ということが言えます。ベテランの先生になると、歯ぐきの色と舌の状態を診ただけでその人の体調が分かるそうです。すなわち、「全身の健康状態に何らかの問題がある場合」です。糖尿病の方は、免疫力低下のため歯周病になりやすく、歯ぐきの状態も悪い方が多いようです。タバコを吸う方は歯ぐきの色素沈着が起こりやすく、歯周病に罹患しやすいといわれています。妊婦の方はお腹の赤ちゃんに栄養を取られるため歯ぐきが腫れやすく、妊娠中は積極的な歯の治療がやりにくい状況なので、この時期に歯を悪くされる方も多いようです。健康な方も疲れたりストレスが溜まったりすると歯ぐきの調子が悪くなる方もいるようです。その他にもいろいろな原因が考えられます。これを解決するには、それぞれの原因にたいする対処をするしかなさそうです。

このように「歯ぐきの腫れ」ひとつとっても様々な原因があり、そのほとんどは上記の3つの原因が重なって起こることが多いので、歯の治療だけでなく全身の健康状態や生活習慣の改善なども必要になってきます。それと、ちなみに最近「歯槽膿漏(しそうのうろう)」という言い方はあまりせず、「歯周病(ししゅうびょう)」という言い方で統一されてきています。

あと、「歯が伸びてきた」とのことですが、これは恐らく「歯ぐきの退縮」という現象が起こっているのかもしれません。これは、歯が成長したわけではなく、歯ぐきが縮む〜歯ぐきに隠れていた部分がむき出しになる〜歯が長く見える、という一連の変化が起きることによって「歯が長く見えた」のでしょう。

「歯ぐきが縮む」というのは、実際に歯ぐきが縮んでいるわけではありません。歯ぐきの厚さは約2〜3mmほどで、歯ぐきのすぐ下には「骨」があります。すなわち、「歯ぐきが縮む(痩せる)」=「(歯を支えている)骨が溶けている」ということが言えます。この「(歯を支えている)骨が溶ける」理由も、大きく分けて2つの原因があります。

1つ目は、歯に「強いちから」がかかっている場合です。これは前述の「歯について」のQ&Aにも載せていますので、そちらも参考にして下さい。「歯について」での解説では、「歯に強いちからがかかって、歯にヒビが入ってむし歯になって・・・」といった感じでしたが、強いちからがかかると歯にヒビが入るだけではなく、その歯周辺の骨もちからに耐え切れずに溶け出します。部分的に歯がグラつく(歯周病が進行している)方の場合のほとんどがこれに該当します。グラつく歯に強いちからがかかっているため、骨が痛むのです。そういう場合「かみ合わせのバランスが悪い」という方がほとんどです。この場合は歯周病治療だけでなく「かみ合わせ治療」なども必要になってきます。

2つ目は、やはり「全身の健康状態(口の中以外)に問題がある場合」です。血液中のカルシウム濃度が下がると、人間は自動的に「骨を溶かして」それを補うそうですが、その真っ先に溶け出す部位が「歯の周辺」であるとも言われています。だとすると、「歯そのものには何の問題もない」のに、全身の健康状態の悪化によって、歯や歯ぐきに問題が起こる場合もあるということが言えます。

なので、まずは歯科医院で歯ぐきやかみ合わせのチェックを受けましょう。お体が心配な場合は、該当する診療科(内科など)で診てもらいましょう。


・ 私は歯ぐきの色が黒いのが気になっています。これは直すことができますか?

=これは恐らく歯ぐきにメラミン色素が沈着した状態であると思われます。ほとんどの場合、病的な問題はないことが多いようです。最近流行の「歯のホワイトニング」や「審美歯科」などで、歯は白くきれいになったものの、歯ぐきがメラミン色素沈着で黒いのを悩まれる方も多くなったようです。

 当院では「歯ぐきのホワイトニング」も取り入れております。「ホワイトニング」といっても「歯ぐき」なので白くはならないですが、黒ずみを除去し、健康的でキレイなピンク色にすることができます。

 「歯ぐきのホワイトニング」の方法は2つあります。1つは「レーザー光線」で色素を焼いて除去する方法、もう1つは薬液で色素沈着部分を溶かして除去する方法です。当院では薬液を使った方法で行なっております。「歯ぐきの黒ずみ」でお困りの方はぜひご相談ください。

 

 ◎「詰め物・義歯・入れ歯」について

・先日、食事中に下奥の銀歯がとれました。これはまたつけてもらうことはできますか?

=まずは、銀歯がとれた原因から考えてみましょう。その原因は、大きく分けて2つあります。1つは、詰め物と歯を接着している「接着剤の界面破壊」です。接着層に「強いちから」がかかってひび割れて外れた可能性があります。もう1つは、詰めた中がむし歯になり、歯が溶けてスキマがあいて外れた可能性も考えられます。いずれの原因も、歯に「強いちから」がかかって接着層の破壊やむし歯につながったと思われます。

 とれた銀歯を再び装着できる条件は、とれた原因が「接着剤の界面破壊」のみで再装着する歯にむし歯やひび割れなどがなく、銀歯の変形がない場合に限ります。そして再装着した際には最低でも「かみ合わせのチェック」を必ず受けましょう。

 とれた部分がむし歯になっていたり、銀歯の変形などがある場合は再治療になります。再治療の際にも、ただむし歯を削って詰めなおして終わり、ではなく「銀歯がとれた原因」を考慮しなければ、また再発します。

 「銀歯がとれた原因」で考えられることは、前述の「歯に強いちから」がかかっていて接着層の界面破壊や歯質のひび割れが起こっていると思われます。その「強いちから」は何が原因なのでしょうか?かみ合わせのバランスの悪さでしょうか?歯ぎしりや食いしばりでしょうか?あごのズレでしょうか?そのあごのズレは「歯」が原因なのか、それとも全身の他の部位が原因でしょうか?

 この質問コーナーの冒頭でも述べていますが、「口の中以外の原因=全身のどこかにゆがみがある」状態でも、あごのズレ=かみ合わせの不調が起こることもあります。例えばもともと「腰のゆがみ」があった場合、腰の上の背骨(脊柱)のゆがみが起こります。背骨(脊柱)がゆがめば当然、首(頚椎)のゆがみも起こり、首(頚椎)のズレから最終的に「あごのズレ」をおこします。こんな状態なら、いくら「歯」の治療をしてもあごのズレ=かみ合わせの不調は改善しません。この場合は「歯」よりも先に「腰のゆがみ」を整体治療などで改善すべきでしょう。

 ちなみに、その「整体治療」ですが、できれば「歯やあごに詳しい先生」にやってもらうのがベストでしょう。腰は治ったけど、あごが余計にずれた、なんてことがないようにすべきですね。

 このように、たった1本の歯の問題から全身のゆがみに至るまで考慮しなければ、良い歯科治療ができない場合もあるのです。


・5年ほど前に上の奥歯にブリッジを入れました。しかし最近、ブリッジの後ろのかぶせた部分が外れそうになって浮いている気がします。これは一度診てもらったほうがよいでしょうか。

=「ブリッジ」とは、失った歯を入れる方法の1つで、失った場所の前後の歯を削り、義歯を連結した状態でかぶせ、失った部分を橋渡しにして補うやり方です(文字のみの説明では、ちょっと分かりにくいですね・・・)。

 「ブリッジ」には大きく分けて2種類あります。1つは「固定式」(すべて連結されている状態)のもの、もう1つは「半固定式」(ジョイントがあって装着後もジョイントが可動)のものがあります。一般的によく作られるものは「固定式」です。

 ところが、この「固定式」のブリッジには欠点があります。それは、装着する歯を「固定」してしまうため、その歯の「生理的動揺」(歯の自然な動き)を妨げてしまうということです。

 歯は直接あごの骨に付着しているわけではなく、「歯根膜」と呼ばれる「靭帯」のような繊維組織であごの骨とつながっています。健全な歯根膜は、いわゆる「バネ」のような働きをしており、クッションとなって骨へのショックを吸収する働きをしています。

 「歯の生理的動揺」(歯の自然な動き)の代表的なものは、「噛むとわずかに上下に動く(沈む)」ということです。その他にも、全身のさまざまな動作や呼吸(主に深呼吸)などでも3次元的に歯は沈んだり傾いたりしているのです。

 固定式ブリッジを装着しても、「歯の生理的動揺」はなくならずに徐々に接着層の界面破壊や歯槽骨(歯を支えている骨)の吸収(溶ける)を起こす場合があります。「浮いた感じ」というのは、このどちらかの現象が起こっている可能性があります。

 生理的な動きをしているのは「歯」ばかりではありません。歯の生えている「あごの骨」はもちろん、生体の全部の骨は水分を含み、血が通っています。我々が研究などで観察する骨は水分が抜け、カチカチに硬くなった状態です。「骨」というと、どうしても「カチカチに硬いもの」を想像してしまいますが、「生きている」骨は、わずかに弾力性があり、自然な「たわみ」もあります。

 さらに、「上あごの骨」は、左右1対で「上あご」を形成しており、上あごの真ん中に「縫合」という骨のつなぎ目があります。その「縫合」は、呼吸とともにほんのわずかに「開いたり閉じたり」という動きをしています。これは上あごだけの話ではなく、頭部全体〜全身の骨格についてもいえることなのです。

 歯自体の「生理的動揺」、骨の自然なたわみ、縫合の動きなどを考慮すると、固定式ブリッジは、あまり良い治療法とはいえません。しかし、現代の歯科医学は、残念ながらこのようなことまで考慮されていません。なので、「固定式ブリッジ」も、歯科医学的には正しい治療法であるとされているのです。

 話が脱線しましたが、やはり一度診てもらったほうがよさそうですね。実際どうなっているかの説明を受け、それに対する治療法や他の方法などの説明を受けましょう。また同じように「固定式ブリッジ」による治療では、結果も同じになる(また外れる)可能性もありますので、その他のやり方も含めて、担当の先生とよく相談されると良いでしょう。

 

 
COPYRIGHT(C) Ishizuka Dental Office ALL RIGHTS RESERVED